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私は1月の末。
東京出発
が一週間後に迫った日に
陽菜と久しぶりにご飯をした。
いつもどおりに
他愛もない話をした後、
私は本題に入った。
『私ね、2月から
東京に行くことになった。』
私は時を見計らって言った。
やけに店内に
私の声が響いた気がした。
陽菜は固まってしまった。
私の目をじっと見たまま…。
「…なんて言った?」
聞こえていたはずなのに
陽菜はオドオド聞き返してきた。
『私…やっぱり東京で
勉強しなおすことにした!!
春から向こうの学校に行くんだ。』
陽菜の表情が一気に曇った。
陽菜の口からため息がもれる。
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