chapter 1《窓際の彼》

1/16
前へ
/183ページ
次へ

chapter 1《窓際の彼》

彼はいつも 窓際に座っていました。 話したこともない人を 好きになることなんか ありえないと 思っていました。 あの時の私には 話かける勇気もなかったんです。 それなら 諦めればよかったのに… 優しい笑顔を向けてくれた その瞬間から、 私の中のあなたへの気持ちが 自分でも驚くほど 膨らんでいたのに 気づいたんです。 あなたを見つめ始めた あの日から。
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

112人が本棚に入れています
本棚に追加