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「俺の生まれた所を地球じゃない、"月"なんだ。まぁ宇宙船の中だけどさ。おそらくそのせいで変な能力(チカラ)がある。引力を操れるんだ。さっきの揺れを見ただろう?あれが俺の能力(チカラ)だよ。たまに無意識に暴走するんだ。強い衝撃を受けたり,興奮状態に陥ると,守ろうとするんだ、俺のこと。そうなるとコントロールは難しい。そして強すぎるこの能力(チカラ)はいつか爆発して多くの犠牲を出すことになるんだ。わかっただろう?俺は居てはいけないんだ。」
ドクターと飛優は驚きの真実に言葉を失った。
まさか自分達が助けたのがこんなにすごい能力者だったとは。
男は名を"威純 飛慰也(イズミ ヒイヤ)"と言った。
歳は15だと言う。
なんと飛優と同じだった。
飛慰也は背が高く,体型も良かったので,飛優が弟に見えてしまう。
そして三人は,話を続けていくうちに,少しずつ和解した。
飛慰也も徐々に心を許していった。
帰る場所も行く宛もないと言う飛慰也をドクターと飛優は快く受け入れた。
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