61人が本棚に入れています
本棚に追加
第二章「覚醒」
ヘルスティル・アブソートを逃がしてしまい、ミッション失敗と思い込んでいるカイザーとヘヴン。一方のエックスとアクセルはのんきにエイリアとの通信を楽しんでいた。
ヘヴン「…あのさ、いくら英雄とはいえ少しは敵を逃がしたことを反省したら?」
エックス「誰も逃がしたとは言ってないだろ」
カイザー「でも現に敵を見失ってるわけですし…」
アクセル「時間的にはそろそろかな」
ヘヴン「?」
カイザーとヘヴンは思わず顔を見合わせる。
どうやら現状を理解できてないのは、この二人だけらしい…
この会話から約五分後
ガシャン、と音がなった
カイザー「今の音は?」
エイリア「多分施設のエレベーターじゃないかしら」
カイザーはなんとか痛みをこらえて立ち上がる。
カイザー「まだイレギュラーがいるのか」
アクセル「レーダーに映ってないのに?」
ヘヴン「いないとは言えないぜ」
エレベーターが一階に到着したのかガシャンともう一度音をたてる
ヘヴン「かかってこい」
そういい二人は構える
そしてエレベーターの扉が開く。
すると中からは赤いレプリロイドが…
???「何だこれは?」
アクセル「遅かったじゃない」
???「ん、あぁちょっとエレベーターが動かなくてな」
カイザー「敵じゃなさそうだな」
ヘヴン「らしいな」
二人は肩の力を抜いた
ヘヴン「で、あんた誰?」
???「俺か、俺はゼロ。」
思わずカイザーとヘヴンは顔を見合せる
最初のコメントを投稿しよう!