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どれくらい時間が流れただろう。 いつの間にか溢れんばかりの人間は、姿を消していた。 変わりに大量のゴミを残して… 『眠い…』 虚ろな目をしていた藍は。 すでに眠りについた哀原の隣へと潜り込みに行ってしまった。 部屋に残されたのは、 ‘綾乃’と呼ばれる女と。 今だに飲み続ける三好。 上機嫌に話しかける三好と。 笑顔を向ける綾乃。 俺はその二人をただただ眺めていた。
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