知らない母へ

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僕には口の上に小さな赤いあざがある。 母から産まれる時に、 へその緒がついたらしい。 昔は恥ずかしくて嫌だった。 でも今は嫌じゃないよ。 このあざだけが、僕と母が繋がってた証だから。 名前も顔も何もわからない母を感じれるから。 僕は母に言いたい事があります。 僕を産んでくれてありがとう。 顔も声も何も知らない母だけど、あなたがいたから、 今僕がここにいる。 たくさん恋をしたり、たくさんの友情に出会えた。 だから僕はあなたに感謝してます。 名も知らない母だけど。 世界に一人の僕の母だから… ありがとう。
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