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妙に現実的味のある不気味な夢だったな……と思ったのは朝の内だけで、午前中を会社で忙しく過ごしていると、気にしている余裕などなかった。
その夜から、毎晩同じ夢を見るようになった。
薄暗いその部屋は退屈だった。
最初こそ静かなその部屋は、一人で考え事をするのには最適だ、と前向きに考えていたが、こう毎晩続くと流石に耐えられなくなった。
さらに何も変わらないこの部屋で唯一、蝋燭の長さだけは長くなっていくようだった。正確な時間は分からないが、今では3時間は閉じ込められるようになっていた。
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