哀ノ刻

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「ひゃ…や…あっ!」 指とは比べ物にならない下半身の圧迫感に,息をすることさえ出来ない。 サクラは瞳から止めどなく涙を流し背を反らせると,その場に散らかった衣服をキツく握り締めた。 「痛…やっ…嫌ぁっ!ナルト… 助け…っ」 「………」 愛しい人の名を呼ぶ声が,無惨にも部屋に響く。 快楽に飲まれることなく。 サクラはナルトにしか心を開かない。 それはなんと美しい想いだろうか。 「サクラ,怖がらなくてもいい。 手荒にするつもりはない…」 「ひぅ…!嫌…もう…離してっ…ナルト…ナルトっ…ああっ!!」 うわ言のようにナルトの名を呼ぶサクラの腕を掴み,抱き抱えると,サクラは自重で更にサスケを飲み込む形となった。    
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