夢中

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  (会話文でお楽しみ下さい) 安倍家の居間で賑やかな声が聞こえてくる。 「おいっ! 何するんだ,太陰!カメ出すなよ!コケただろう!」 「ごめんなさ~い,朱雀♪…ってちょっと六合!何,落ちてるのよ!!」 「問題ない。 心優しい奴が助けてくれる」 「問題あるわよ!最下位じゃないっ!! チーム戦なんだからちゃんとしてよ!!」 「おい,騰蛇!!何でお前も落ちてんだ!?」 「うるせぇ!! 何でハンドルの形してるのに,ハンドルみたいに操作できないんだよ!」 「ゲームなんだから仕方ないだろう」 「じゃあ,勾! お前もやってみろ!」 「四人が最高のはずだ」 「がぁぁぁぁ!誰だよ,雷使った奴!」 「あ,私よw」 「「太陰ーー!!」」 「貴様らぁ!静かにしろ!」 「………こーち…せーりゅ…てーいつ…」 「どうしました,昌浩様?」 「すまない,騒がしいか?」 「ううん。 それより…みててきもちわるい~」 「「「………………」」」 「なんだかねぇ~ あたまグラグラしてきたの~」 「昌浩,お前は私達と向こうへ行こう」 「…確か近くの店に美味いケーキがあったな。 食わせてやる」 「せーりゅほんとう!? でもみんなは~?」 「いいんです、あの人達は」 「そうだ。 昌浩よりもゲームが好きなんだよ,あいつらは」 「さ,行くぞ」 「はーい!」    
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