「砂」

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懐かしい海の香り、 いつかの君のにおいがした。 過ぎていく時間が砂と共に君をさらっていく…… いつだって胸にいるよ。 君はもう離れない… どうすればまた逢える? いつかの海辺で逢えるかな……? 少しだけ歳をとってしまった僕、 君はずっとあの頃のままなのに。 玉手箱を開けたわけでもない… 時間は確かに流れているのだから… 君だって歳をとりたいだろう? だから次に生まれ変われたなら、 僕の隣で共に生きよう。 もう一人には疲れたから、 また君に逢いたい… いつかの海辺で… 砂と共にさらわれた君に、 もう一度逢いたい……
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