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突然‘影’は、長い手を花に向けて振り下ろしてきた。
『うゎ!!』
反射的に避けたのはいいが、影は攻撃をやめようとはしない。
それどころが、あちこちから同じような影が集まってくる。
花は、その場から猛ダッシュで逃げた。嫌でもさっきの人の姿が頭に浮かぶ…。
逃げている途中、人の姿が見えた。無我夢中で花はその人に、助けを求めた。
花『助けて下さい!』
?「……。」
しかし、その人は何も答えない。それどころが、花のことを見ようともしないのだ。
そうしている間に影たちはどんどん近づいてくる。
花『……もぅいいょ!!』
キレ気味に言葉を吐き捨て花はまた走り始めた。
不安と恐怖で涙目になりながらも精一杯走った。
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