恐怖の影

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花は、そーっと家を抜け出した。真夜中だから人一人歩いていない。 『誰か自分と同じ‘候補の人’っているのかなぁ…』っと独り言を言いながら歩いていた。 ふと、ポケットの中に手を入れてみると何かが入っているのに気付く。取り出してみるとそれは、 『キャンディ。』 普通の飴玉であった。 着替える時には入っていなかったはずのものが入っている…。 不思議に思いながらも花は、お腹が減っていたので飴玉を頬張った。 味は、普通…。特に変わった様子もない飴玉を口の中で転がしながら歩いていると、さっきまで見えていなかったものが、徐々に見え始めた。 『!!!?』
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