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そこには、自分と同じような服を身にまとう人がいた。そして、彼は、大きな黒い影に襲われているではないか。
花は、恐ろしさのあまり物陰に身を潜め様子を伺う。
大きな影は、‘候補者’と思われる人に襲い掛かり、胸に付いているバッチを引き剥がした。
すると、引き剥がされた人は、砂のようなサラサラとした物質になり風と共に消えた。
花は自分の胸にも同じバッチが付いていることを思い出し、ますます怖くなった。そして、その場から逃げようとゆっくり後退りをし始めた…。
すると、何かにぶつかった。
『あっ、スイマセン』
そう言って振りむくと、そこには大きな黒い影がいた。
『……最悪。』
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