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その頃 魁は家から出てくる彼女を見つめていた
俺の幼なじみは
美しい
倉岡 桜季
知り合ったのは桜季が3歳だった
病弱だった為にあまり外に出なかったらしい…
でも、本当のところはなにか理由があるみたいだが、桜季も知らないらしい。
漆黒の艶やかな髪が風でなびく
現代とはかけ離れてるような彼女は髪が足元近くまである
どこぞの姫だな
と…一人ごと
透き通った白肌に似合う容姿で、桜のように綺麗なピンク色の唇がさえずる言葉は誰をも魅了する
そんな彼女を好きな奴は多く、俺は心配でたまらない
だが…
俺のものだ…
桜季は知らないが
俺は
桜季の婚約者だ…
誰にもわたさない
、
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