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今日は朝から雨…
雨の日は何故か悲しくなる…
それは、昔の事を
思い出すからや…
ちょうど今から
５年前の１２月頃…
俺は親友の友也と
街を歩いていた…
その日は買い物したり
メシを食べたり
バカな話をしながら
いつもどうり楽しく
遊んでた…
いつも同じ事でも
ほんま楽しかった…
ふと 携帯の時間を見ると…
日付が変わっていた…
[雨もパラパラ降ってきたし、
俺 仕事があるし
そろそろ 帰るわ]
って言うと…
いつもは [オゥ] としか
言わんかった友也が
[バイバイ]…
って 言うてくれた…
その日は、
ちと嬉しかったな…
そして 友也と別れて
家に着いた…
家に着いた途端
大粒の雨が降り出した…
俺は 寝る準備をして
布団に入った…
いつもは すぐに寝れる俺が
その日は、
寝付きが悪かった…
なんでやろ？
って思ってたら…
ちょっとして……
携帯が[ﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯ]
って鳴りだした…
こんな時間に誰やねん…
って思いながら電話に出た…
すると、友也の
お母さんからやった…
お母さんが泣きながら
俺に伝えてくれた…
その内容は、友也が
帰りに交通事故に合って
病院に運ばれた
って事だった…
俺は急いで
その病院に向かった…
病院に着くと
お母さんが泣き崩れていた…
俺は少し感づきながらも
お母さんに…
友也は？って聞いた…
すると お母さんが
[タケ君が着く少し前に
亡くなった]…
って 震えた声で言った…
それを聞いて、
俺も感情が溢れ出し、
その場で泣き崩れた…
ふとあの時の言葉を
思い出した…
友也が、
いつもは 言わんかった…
[バイバイ]…
と言う言葉を…
俺は その日から
[バイバイ]…
と言う言葉が嫌いになった…
[バイバイ]って言うと
友達と家族
そして彼女に
会えなくなると思って…
もう、これ以上
大切な人を
亡くしたくないから…
マジで これからもずっと…
言いたくない……
そして、言われたくない…
[バイバイ]……
と言う言葉と……
[サヨナラ]……
と言う言葉を……
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