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キーンコーン。カーンコーン。キーンコーン。カーンコーン。
1日の終了のチャイム。
あぁ、全授業起きちゃった…。久々に。
イヤ、初めてか?
変な緊張感―――もとい強烈な殺意のようなものが、常に背中に突き刺さっているせいで、全く眠れない。
何にしても、今日は疲れた。
早く家帰って寝るとしよう。
教科書やら枕やらをバッグに手当たり次第に詰め込み、そそくさと帰る支度をしていると、肩を叩かれる。タカだ。
「災難だな。コウ」
「……それも大分酷いやつだ…」
「まぁ、授業を聞けっていう天からのお達していうこった」
「じゃあ、これは天災か?ならば、甘んじて受けよう。そして、早く去る事を祈ろう」
「そうしとけ。去るかは運次第だが。あぁ、それと今日俺用事あっから、一緒に帰れねぇわ」
「何の用事?」
「鷹虎への学校紹介」
「………可哀想な奴だね。お前も。同情するよ」
「お前の方がな」
「タカに同情された人間が3人中3人が死ぬ傾向にあるらしいよ。だから同情しないでくれ」
「それはそれで、面白いと思うがな」
「…ちょっと泣けてくる………じゃあ、今日は先に帰るよ……」
「おう。また明日な」
何にせよ。
帰りまで鷹虎と顔を合わせる事はないワケだ。
よかよか。さて、早く帰るか。
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