出会い

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瑛太は診察室にいた。 「聴力を失った……?」 瑛太は医師から、そう告げられた。医師は、ただ首を頷かせた。 「先生……彼女の家族の方って……?何度と謝罪にしようと来ているんですが会えなくて……」 医師は何も言わない。瑛太は、医師の言葉を待った。 「彼女には家族は、いないよ」 医師の口からこぼれたのは瑛太にとっては衝撃的なものだった。
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