出会い

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瑛太は病室へと足を運んだ。 未来は車椅子に乗り外の景色を見ていた。 瑛太は未来の前へと膝まついて、ただ、ただ頭を下げた。 と、瑛太の肩に何かが触れた。瑛太は、ゆっくり顔をあげると未来の手だった。 「おれ……」 次に未来は外を指を指した。瑛太は慌ててカバンからペンを取り自身の手に書いた。 「そと?」 未来は頷いた。 二人が初めて交した言葉だった。
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