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すると、門のところに人だかりができていた。それぞれが作ってきたであろうプラカードには[NOT REDUCE THE FOREST (森を減らすな)]、[CHAIRMAN IS AUTOCRAT (社長は横暴な奴だ)] などを持って警備員と小競り合いをしている。中には通りであったあのおばさんもいた。
「あれは何ですか?デモですか?」
「・・・・・・・・・・・・」
しかし、ハモン氏は何一つ気にせずただ一言だけいった。
「まもなく着きます。」
こうしてジャックは目的地に到着したのであった。
会社の中に入ると中はほぼ吹き抜け状態であり、すぐに目に入ったのは豪華絢爛ということがふさわしいシャンデリアであった。
「なかなか、いいものですね。」
「このシャンデリアだけではなく、この会社の設計もまたうちの社長によるものなのですよ。」
ジャックはどうもこの会社は何か裏がありそうと彼の直感がいっていたが、とりあえずその社長に会うこととなった。
「ところで、社長は?」
「おそらくまだ社長室でしょう。行きますか?」
「ええ、お願いします。」
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