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君迄の距離が遠い。
理由は当の昔から解ッてる。
それを受止めたくないが為に
僕は、耐え切れなく成ッて壊れて
何かに当たる。
手首を切る。脚を切る。
じわりと滲む鮮血が
ポタリと墜ちて目が覚める。
痛みは来ない。
むしろ痛みは快楽の道具
来るのは吐き気と罪悪感。
謝っても足りなくて
泣いても叫んでも喚いても
遅過ぎたンだよね…
もう君には決して届かない
嗚呼…愛し君よ
君は何処へ行ッて終ッたの…?
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