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藤崎 空は屋上にいた。どうやら今日もいるようだ。
彼は皆から恐れられている。一年生の時に空手部の主将と喧嘩になってしまったが無傷で勝ってしまったからだ。
だから基本、彼は一人でいる。
今日は8月31日。つまり明日から新学期である。
「もう帰るか」
そう呟いた。
その時、どこからか、歌声が聞こえてきた。
【誰かが屋上で歌っているのか?】
彼はその歌声の聞こえた場所に走っていった
そして見つけた。歌っている女の子を。
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