24人が本棚に入れています
本棚に追加
「まだ少し寒いな」
『そうだねぇ』
そう言って優真は
首に巻いていたマフラーに顔を埋めていた。
「あぁ~寒いっ」
隣で小さくうずくまっている優真。
「なぁ由奈」
『何?優真?』
「俺、卒業したら
上京してミュージシャンって夢追い続けようって
思うんだ」
『本当に!?』
「おぅ!!みんなをあっと驚く大物のミュージシャンを目指したいんだ」
『優真ならきっと大物のミュージシャンになれるよ!!あたし応援するから♪』
「由奈がいてくれてよかった。おかげで夢も諦めなかったし」
『あたしなんもしてないよ?笑』
「側にいるだけでも感謝してんだぜ?笑」
優真は隣で小さく
凍えながら思い出や将来についてたくさん話してくれた。
最初のコメントを投稿しよう!