春雪の頃

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優真を想い優真に心揺れ 繋ぎたい手を隠した。 歩き慣れたはずの坂道も、なんだか遠くなっているような……… 優真はあたしのほうへ 振り向き《ニィ》っと笑った それに対してあたしもふざけて真似をした 「なんだよ!笑」 『優真の真似してみただけ笑』 そんなこと言いながら…… 繰り返されるこの柔らかい空気の裏側にはいつも アルバムを開いて 懐かしさに浸る日が来ないようにと どこかで強く願っていた…… あたしと優真の思い出が1ページだけじゃあまりにも心が寂しいから…
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