日和絵

細道

曽芭だよ。蕎麦。
奥の細道の場所をいつかは回ってみたいなー。

｢曽良君！曽良君！松島だよ！｣
｢ええ。綺麗なところですね｣
｢この感動で一句｣
｢全くダメですね｣
｢ちょ、まだ詠んですらいないよ…！勝手に決めないでよ！｣
｢芭蕉さんの考えなんて考えなくとも分かりますよ｣
｢くぅ～なにこの弟子、師匠にやけに厳しい…｣
｢どうせ松島だから
ああ松島や、とか言おうとしてたんでしょ｣
｢……うん。なんか客に答えを言われた落語家並に悲しい…｣
｢着物が黄色だったら瓜二つですよ｣
｢う、瓜二つ…!?そこまで？｣
｢そこまでです｣
｢松尾バションボリ…｣