出逢う

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「まぁ良いが‥‥会長が呼んでいるから来てくれないか」 「それはお願いか」 「そうなるかな」 挑戦的な永遠の態度に、副会長の眉が僅かに寄る。 「と‥永遠ちゃんっ!行かなきゃ!生徒会長の命令は絶対だよっ‥‥」 焦ったように永遠の制服の裾を引っ張る女。 この数日で、永遠に漸く認められたクラスメイト・烏丸 橙子(からすま とうこ)だ。 友達ではなく、クラスメイトだ。 「橙子、‥‥分かった。行くよ」 橙子の切羽詰まった様子に、永遠は顔を上げ、副会長を見た。 成る程眉目秀麗な男だ。 だが馴れ合いたくはない。
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