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「カズ君のバカぁーー。」
─バシッ.
「‥愛美もう知らないんだからッ!」
そう言って彼女─愛美は、去り際に俺にビンタをくらわせ走り去っていった。
そもそもなんでこんなことになったのかと言うと、事の発端は俺の何気ない一言が始まりだった。
「ねぇ、愛美って俺とくーたんどっちが大事なの?」
くーたん─とは人間ではない。愛美が可愛がっている飼い猫のことだ。
愛美がどれくらいくーたんを可愛がっているのかと言うと、何をするにも俺よりくーたんが先。つまり俺はくーたんの二の次ってわけだ。
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