疑い

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中庭にて、二人でお弁当を食べる。 「食事中に何ですが…奏さんって、英語苦手なんですか?」 「うん嫌い」 「そうですか…僕で良かったら教えましょうか??」 小林君は、鞄からノートを取り出し、私に優しく教えてくれた。 「わぁ~分かりやすい♪ちょっと理解出来たかも」 「じゃあ、問題だしますよ??いいですか??」 「うん!!なんか解ける気がする」 「では、始めます。」 そう言い小林君は英文を読み始める。 「I just want you to know that I love you.」 「そんな分教科書にないよ??」 「これは…僕の今のキモチですよ…分かっていただけましたか?」 「ごめん…よく聞こえなかった…」 そう言うと、小林君はノートを破き、さっきの文を書いてくれた。
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