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「山田先生には悪いけど、25日は早く仕事切り上げて必ず行くから。」
「うん、約束だよ??」
「あぁ、約束する。」
そう言って、涼介と指切りをした。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく、涼介のお母さん達にお昼ご飯と夕飯をごちそうになり、帰りたく無いが、帰る支度をする。
「なんかあっという間だったね。」
「そうだな」
車に乗り、私の家へと向かう。
助手席にはまた座れなかった…
少し寂しい、少し離れているだけなのに…。
1秒でも長く一緒に居たいのに、道が空いてるので、簡単に家についてしまった。
「じゃあ、また明日ね」
「あぁ」
涼介の車が見えなくなった頃、私は今日涼介と約束した小指を見た。
クリスマスはきっと楽しくて最高の思い出になると思うと自然と笑顔になる。
この時は私達はまだ知らなかった
この約束が守られる事がないって事を…
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