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「だぁー!!成績微妙に下がってる…。」
「「奏、どんまい。」」
涼介の家に遊びに行ったあの日から、早いもので3日たった今日は…終業式があった。
相変わらず長~~い校長先生の話と、生活指導の先生の話を聞き、終業式は終わった。
「…それにしてもさ、こんなんでよく大学受かったよな。」
「…うッ、それは…」
小林は、私の通知表を見て笑っている。
「小林君、確かにひどいけど、それは言い過ぎ…あっ…いや、なんかごめん。」
「…うッ…美琴…」
何故だろうか、小林の言葉より、美琴の言葉の方が私にはグサリと刺さった。
「今日のパーティーで彼氏さんに怒られちゃうね~、可哀想に。」
「…うッ…大丈夫だもん。…多分怒られない…はずだから。」
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