クリスマス

2/20
前へ
/924ページ
次へ
「だぁー!!成績微妙に下がってる…。」 「「奏、どんまい。」」 涼介の家に遊びに行ったあの日から、早いもので3日たった今日は…終業式があった。 相変わらず長~~い校長先生の話と、生活指導の先生の話を聞き、終業式は終わった。 「…それにしてもさ、こんなんでよく大学受かったよな。」 「…うッ、それは…」 小林は、私の通知表を見て笑っている。 「小林君、確かにひどいけど、それは言い過ぎ…あっ…いや、なんかごめん。」 「…うッ…美琴…」 何故だろうか、小林の言葉より、美琴の言葉の方が私にはグサリと刺さった。 「今日のパーティーで彼氏さんに怒られちゃうね~、可哀想に。」 「…うッ…大丈夫だもん。…多分怒られない…はずだから。」
/924ページ

最初のコメントを投稿しよう!

870人が本棚に入れています
本棚に追加