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3人で話しながら歩いていると、校門付近に人集りが出来ていた。
「なんだろう、あれ??」
「女子ばっかり集まってるな」
「なんだろうね?私見てくるよ」
小林と美琴を残して、私は人集りの中に入っていく。
「ねぇ君達?可愛いね~」
近づくと、見覚えのある顔と声にビックリした。
「お兄さ…隼人さん」
人集りの真ん中に居たのは、涼介のお兄さん。
「あっ…奏ちゃん見つけた!!」
人集りをかき分けて涼介のお兄さん、隼人さんはこっちへ来る。
「相変わらず可愛いね~、本当に梓にそっくりだ。」
そう言って私に抱きつく
「…いや、あの…隼人さん離して下さい。」
「…いや~、本当にごめんね。」
そう言って笑いながら離れていった
「あっ、奏ちゃんこれ良かったら使ってね。」
お兄さんはポケットから何か取り出して、私の手に握らせた。
「じゃあね~」
お兄さんはそう言って校舎の方へ向かって歩いていった。
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