869人が本棚に入れています
本棚に追加
「…寒いね」
「確かに寒いね」
美琴と私は、ポケットに入れているカイロを取り出し触る。
「大丈夫か、風邪ひくなよ?」
そう言って小林は、美琴に自分が使ってたマフラーを巻く。
「あ、ありがとう。あっ…でも小林君寒くなっちゃうよ。」
少し顔を赤くしながら、美琴は小林にお礼を言う。
「俺は寒いの慣れてるから、平気だよ。美琴は寒いの苦手なんだろ??」
「うん、でも…」
「俺は本当に大丈夫だからさ」
「…うん」
小林のマフラーを巻いて少し顔を赤くした美琴と美琴と楽しそうに話してる小林。
多分誰が見ても、恋人同士にしか見えない。
最初のコメントを投稿しよう!