クリスマス

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まだ付き合ってもいないのに、小林はすっかり美琴の尻に敷かれ良いように使われている。 「あれ??美琴って意外と…」 美琴って普段何となくぽや~んとしてる事とか多いけど、もしかして全部計算だったりして… さっきの涙目上目づかいといい、思い出すと結構そういう所が多々あったりして。 「ん??奏どうしたの??」 私が黙って美琴の事を見ていたら、美琴はこちらを不思議そうな顔で見ている。 「…なんでもない、早く行こう。」 (ないない…美琴に限ってそんな計算で涙腺緩められるわけないよね) 両手いっぱいの荷物を持ち、私達はデパートを出て、荷物が多い事もあり、タクシーに乗って帰ることにした。
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