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「....陸」
必死に走って、学校までついた。
きっと陸はここにいる、なんとなくだけどそう思った。
学校にいる先生達にバレないように学校の中に入り、陸を探す。
「やっと見つけた」
陸がいそうな所を探して、みつけた。
「...奏、何しに来たの。」
陸は校舎の外れの方にある、今は使われてない教室にいた。
普段は鍵がかかっていて、決して入ることのできないこの部屋
「話をしにきたの、いつまでもこのままじゃいられないから。」
私がそう言うと、陸は置いてあった机を蹴飛ばし叫んだ。
「...奏となんて話すことはない、涼介を返して!!!」
怖い、怖い。
物凄い形相で陸は怒鳴り、そこら辺にあるものを投げてくる。
「.....陸、やめて、話を...ッ....話を」
飛んでくる物を避けつつ、怖いが何とか陸と話をしようと近づこうとするが、中々近づけない。
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