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「....奏!!」
私に馬乗りになり刃物を振り回していた陸の腕を蹴飛ばし、刃物が手から飛んでいくと陸を押さえつける。
あとから学校に残っていた先生が数人来て、陸を連れて行った。
「...奏」
他の先生がいなくなると、涼介は私を抱きしめた。
ごめんと間に合って良かったと震える声でずっとそう言った、抱きしめられた腕も微かに震えていた。
「怖かったよ...」
しっかりと涼介に抱きつき、泣いた。
泣きつかれ、そのまま涼介の腕の中で眠りについた。
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