譲れない想い★奏vs陸★

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「....奏!!」 私に馬乗りになり刃物を振り回していた陸の腕を蹴飛ばし、刃物が手から飛んでいくと陸を押さえつける。 あとから学校に残っていた先生が数人来て、陸を連れて行った。 「...奏」 他の先生がいなくなると、涼介は私を抱きしめた。 ごめんと間に合って良かったと震える声でずっとそう言った、抱きしめられた腕も微かに震えていた。 「怖かったよ...」 しっかりと涼介に抱きつき、泣いた。 泣きつかれ、そのまま涼介の腕の中で眠りについた。
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