きっといつか

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「奏ちゃん!メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!!」 あの事件から1週間 ショックで寝込んだり、あの事件でバタバタとしていて出来なかったクリスマスパーティを今皆で私の家で開くことになった。 あれからしばらく外に出る気になれなくて、部屋に引きこもっていた そんな私を心配して、涼介が皆を呼んでくれたのだ。 「...奏」 涼介が私の手を握ってくれた。 「...ごめんね、私だけ上手く笑えなくて。」 いまだに陸に刃物を突きつけられたあの瞬間が忘れられなくて 夢でうなされるし、恐怖感がぬけない。 「大丈夫、無理して笑わなくてもいいよ、ゆっくりまた笑えるようになろう。」 そう言って、涼介は私の頭を撫でてくれた。 皆もそばによってきてくれた。 「奏、こっちだよ。」 美琴が私の手を引き、ソファーの方へ引っ張る。 「奏、久しぶり。」 ソファーには、大きくなったお腹を撫でながら微笑んでいる空ちゃんがいた。 「もうすぐさ、産まれるの、早く会いたいなー。」 とても穏やかな表情で愛しそうにお腹を撫でている。
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