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ジリリリリン…
いつものように僕はけたたましい愛用の目覚まし時計で目を覚ました。起き上がり眠い目をこする…ふと携帯電話を開くとメールが1件届いていた。
From 綾
おはよぉ(*^_^*)早くおきないとがっこうちこくしちゃうぞ♪今日も一日頑張ろう(^^♪
…おぃおぃ、朝一にこんなメール…嬉し過ぎます。てか何で用もないはずなのにメールするんだ?僕は不思議でならなかった。朝食を食べて僕は学校へと向かった。
僕「おはよう、順。」
順「おはよう。昨日はゲームにハマって夜更かししすぎて寝不足だ。」
順はとても眠そうな顔でそう言った。充血した目が痛々しい。
僕「お前らしいな、それより授業中寝たりすんよ!」
順「いつも居眠りしてるのはお前だろ!」
僕「確かに…」
綾「おはよぉー。」
綾がやってきた。女の子って朝からなんでこんなに元気なのだろう?僕は感心してしまう。
順「おはよう綾ちゃん。」
僕「おはよ」
綾「ねぇ!敏弘、なんでメール返してくれないの?早起きしてメールしてあげたのに。」
順「綾ちゃんメールしたの?」
僕「ごめんごめん、遅刻しそうだったから。」
綾「メールしたらちゃんと返す事!」
僕「はい。」
やはりメールには返信すべきだったようだ。綾は笑顔だがなにか残念そうな口ぶりでそういった。順は恨めしそうな目で綾を見ている。
綾「順君ごめんね、今度メールするから。」
順「本当に?楽しみだなぁ。」
順はとても喜んでいた。僕は順の単純なところが好きだった。時間はあっという間に流れてホームルームの時間…
黒木「じぁあ休日はゆっくり休んで月曜日からの本格的な授業頑張りましょう。ちゃんと予習はしてくるように、じゃあみなさん月曜日に。さようなら。」
生徒「さようなら」
一週間はあっという間に過ぎてしまった。週末は三連休。予定は特になし…そういえばヨットはどうなったのだろうか?そんな事を考えていると黒木先生が話しかけてきた。
黒木「ねぇ!村上君ちょっといいかな?」
僕「はい、どうかしましたか?」
黒木「もう部活とか決めちゃったかな?」
先生は不安げな顔でそういった。
僕「いいえ、まだやりたい部活がなくって。」
黒木「本当?よかった。」
先生は活き活きとした笑顔で話し始めた。
黒木「日曜日なんだけど予定あるかな?」
僕「とくにありませんが?」
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