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悲しそうな先生の顔を見ながら僕は言った。
僕「そうなんですか。僕も練習したら出来るようになるかな?」
黒木「えっ?村上君やってみたいの?」
僕「えぇ、なんか先生の話聞いてたらちょっとどんなものか少しだけ思ったから」
黒木「本当に?じゃあ早速週末にでも体験入部やってみる?」
僕「えぇ、分かりました。よろしくお願いします。」
黒木「詳しい事は後から、友達たくさん誘ってきてネッ。」
先生はさっきの悲しそうな顔とは裏腹にとても生き生きとしていた。
僕「よろしくお願いします。」
黒木「こちらこそよろしくね。」
僕「はい、じゃ失礼します。」
僕は再び廊下を歩き始めた。果たしてヨットなんて僕に出来るのだろうかと言う不安とヨットと言うスポーツが
どんなものなのだろうかと言う期待が入り混じってとても充実した気持ちになっていた。
僕「腹減ったなぁ。」
お腹がすいたので帰りにハンバーガーでも食べて帰ろう。僕は順に電話をかけた。
プルルルル
順「もしもし?いまさぁ部活見てきたんだけど…だめだわ。」
僕「どうしたんだよ?」
順「まぁとにかくそれは後から話すわ。もう帰るだろ?校門で待ってるから。」
僕「了解だぜ。」
電話を切って僕は校門へと歩き始めた。
続く
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