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校門に到着すると順はすでにそこで待っていた。僕は早足で順の元
順「敏弘遅いぞ!何してたんだよ?」
僕「ちょっと黒木先生と話してた。ところで写真部どうだったんだよ?」
順「なんか…違うんだよなぁ。てかね、風景写真だぜ風景写真!俺の夢見た芸術的な写真はこの高校じゃ撮れそうもないよ。」
僕「あたりまえだろ!」
順「あのな、俺のフレームに入っていいのは可愛い女の子だけって決まってるんだよ!!わかる?」
僕「わかんないっつーの!!」
順「凡人はこれだから困る!」
僕たち2人は、こんなくだらない話をしながら駅前のハンバーガーショップに到着した。
定員「いらっしゃいませ。ご注文はお決まり…って敏弘!?」
僕「えっ?…綾!?何してんの?」
綾「バイトだよ、昨日からね。」
順「綾ちゃん制服凄く似合ってるよ。写真一枚撮ってもいいかな?」
僕「馬鹿!!」
ボカッ!
順「痛ぇなぁ、本気で叩いたろ!?」
僕は何気名しに叩いたつもりがつい力が入ってしまったようだ。
綾「はいはい、喧嘩しない。で?何にするの?」
順「俺は、チーズバーガーとコーラ。敏弘は?」
僕「じゃあ、照焼きバーガーとコーラにするわ。」
綾「かしこまりました。お席までお持ちしますので座ってお待ちください。」
順「早くしてね綾ちゃん。」
僕「ほら、行くぞ。」
僕たちは空いてる席へと座った。三年と言う月日の中で、綾はすっかり変わってしまっていた。内面ではなくて外見が…見ていると何故かドキドキしてしまう。順が綾に夢中になるのも分からないわけではなかった。それに綾と話しているとき何故か照れくささというか、なんともいえない恥ずかしさに赤面してしまう自分がいた。そんな事を考えていると順が話し始めた。
順「ところで敏弘は部活何にするのか決めたのか?俺は写真部だめだったし…本当にがっかりってかんじだっだぜ。」
僕「そうなんだ。俺もまだこれって奴が見つかってなくてさ、ところでこの学校にヨット部あったのしってた?」
順「ヨット部?何それ?」
僕は黒木先生から聞いた話を順に話した。
僕「この学校のヨット部って、昔は結構強かったらしいんだけど、三年前から部員不足で今は活動休止中なんだって。それで今週末黒木先生とヨット乗りに行くって事になったんだけど一人じゃなんか心細いし良かったら順も行ってみないか?」
順「ヨットか…敏弘はやったことあるのか?」
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