彼の就活

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彼の就活

それから、①ヶ月あまりで同棲を始め、毎日一緒に生活をした。そんな中、彼は就職のため朝から晩まで予備校に通い始めた。私はできるだけ毎日朝ご飯とお弁当を作り、夜遅く帰ってくる彼を待った。しかし、勉強のいらだちから喧嘩になったり、私自身一緒にいても勉強をする彼に、一緒にいるのにいないような感じに思え、彼もまた勉強の日々にいらだちを感じていた。そんなこともありながら、彼は見事合格し社会人としての第一歩を踏み出したのだ。彼からの合格と私への感謝メールを見たとき涙が溢れてきた。
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