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「う!」
「ウ〰ツ」
―あゆみはいつの間に気を失ってたかのようにふと目が覚めた―
どこだろ~?
―あゆみは地面に仰向けに倒れていた―
キレイ!
なんでこんなに綺麗なんだろ…?
もしかして私…
うそ!
天国?
いや…違うこれは…
サクラ…
桜だ……
そうだ私4月春に来たんだよね…
なんか勝手に涙が出てくる…
なんでだろ?
涙止まんないよー
気持ちが自然に吸い込まれて行くような…
私の気持ちまで綺麗にしてくれているような…
「あなた大丈夫ですか?」
「えっ!」
ちっちゃくてかわいい女の子
「だっ大丈夫です」
「怪我してるんですかぁ?」
「ちがいます!桜があまりにも綺麗でながめてたんです…」
「ほらっあなたも横になって下から眺める桜も最高ですよ」
―あゆみに話かけて来た女の子が隣に横たわる―
「わぁ…ほんとだぁ!ほんとに綺麗ですね…なんだか涙が出てきましたぁ…」
「そうなんです。勝手に涙が止まらなくなるんです」
「桜に思い出があるんですか?」
―その女の子はあゆみに聞いた!―
「いえ!特にはないです!ただこんなに綺麗な桜を見たのが初めてで、なんだか気持ちも綺麗になった気がして感動してます」
「そうですか…」
「あなたは桜に思い出があるんですか?」
「………」
―その女の子はあゆみの質問には答えなかった!しばらくして、2人は横たわった体を起こし桜の木によりかかりすわりこんだ―
―この出逢いがこれから始まる物語の始まりだった!まったく違う時代に産まれた2人の運命の出逢い―
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