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「あゆみさん!あなたはそれでも日本人ですか?日本人たるもの、そのような言葉を軽々しく口にするなんて…あゆみさん見損ないます!」
そうだ…
私はほんとに来ちゃったんだ…
テレビや雑誌の写真ではなく
ほんとうの戦争時代へ…
「美菜さん私……」
「いんですよ!今会ったばかりだけど、なんかあゆみさんらしいというか…なんかそんなあゆみさんがうらやましいです」
「ごめんなさい…」
「またこんな事言ったら怒られるかもしれないけど、私も美菜さんたちと一緒に働かせてもらえないでしょうか?」
「……あゆみさんも?」
「だ、だめだよね!」
「先生に聞いてみます!人はたくさんいた方がいいですから(笑)私もあゆみさんと一緒にいられたら嬉しいです」
「ほんと!よろしくお願いします」
「たいへんですよ~(笑)でもいんですか?お兄さんは?」
「もしかしたら、そこにいるかもしれないし…」
「そうですね…」
―あゆみは時代を越えて来たばかりで、初めて会ったばかりの美菜と言う女の子について行く事を決めた!二人は腰を上げあゆみは寮へ案内され向かって行った―
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