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棗とルカは驚いていた。葵の名前が出たことに、己達が言葉を発する前に蜜柑が葵の事を心配したことに……
蜜柑「葵ちゃんを傷付けないで」
初校長「なら分かってますよね……?」
蜜柑「はい………」
蜜柑は、皆に向かって歩いて行った。
鳴海「止めなさい、蜜柑」
ペル「葵は、姫様が預かっているんだよ?彼奴の言うことなんて」
蜜柑「クスクス……ミンナコワレチャエ」
棗「!!危ない……後ろから逃げろ」
凄い殺気をだしている蜜柑。それをみた生徒達は震えて立てなくなる者もいた。
立って歩ける人が歩けない人の手伝いをしながら逃げている。
蜜柑「ニガサナイヨ……」
蜜柑は、破壊の能力を使って先頭の人に攻撃を仕掛けた──
棗「イッ……速く行け!!」
鳴海「急いで……腰を抜かしてる人は置いて……瞬間移動で飛ばせるから」
鳴海、ペルソナ、棗のお陰でなんとか避難できた生徒達…。
ルカ「棗達……大丈夫かな」
蛍「今回は、信じて待つしかないわね……」
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