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ギィバタンッ
家に入った二人はさっそく椅子に座り、話を始めた
「ジェド、今から話す事を落ち着いて聞いてくれ」
ラファエルが真剣な顔でジェドに話しかけた
するとジェドは、「そんな大袈裟に言われると、心の準備を嫌でもするぜ」
といって真剣な顔になった
「…………実はな………炎帝が生きていた…」
ジェドは、その名前を聞いた途端「そんな馬鹿な！腹を貫いて漆黒の谷に落としたんだぞ！」ジェドは椅子から立ち上がるとそう叫んだ
「だから落ち着けジェド、まだ話は終わってないぞ」
ラファエルにそう言われたジェドは「すまない」と言って、ゆっくり椅子に座った
「私も最初は驚いたよ、まさか調査しに行った場所にあいつがまだ生きて眠っているなんて夢にも思わなかったよ」
「で、奴は、炎帝はどうした？」ジェドが聞くと
「そりゃいくら奴が炎の魔法で自分を包みこんで、防御しながら眠っていたとしても、眠っている状態の奴なら私でも殺せた……しかし奴は私が魔法で殺そうとした瞬間に目を覚ましてしまった」
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