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もう午後か……
ジェドはそんな事を思いながら昼食を取っていた。
周りは、沢山の村人でにぎわっている。
その人混みの中を昼食をもって周りをキョロキョロと見渡しているエリーの姿があった。
「おーいエリーこっちだぞー」
そう言いながらジェドは座っている椅子から立ち上がって手を振る。
それに気付いたエリーは必死に人混みをかき分けようやくジェドの所までたどり着いた。
「は~やっと着いた~」まるで山の頂上まで登ったように疲れている。
「えらく遅かったな」ジェドがそう言うとエリーは、「ジェドが席取りに行ってくれた時よりたいぶ人が多くなったからよ」
エリーは、はあはあ言いながら答えた。
「それより先にご飯一人で食べるなんて酷くない?」
少し怒った感じでエリーが言うとジェドは。
「さすがの俺でも空腹で三十分も椅子に座っとけるかよ」
と言い椅子から立ち上がった。
「えっ!ちょっとどこ行くの!」
エリーが驚いた用に聞くと。
「…散歩」
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