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ヒュッ
ガキン!!
「なっ、何故だ何故貴様は立っている」
ガルブレイクは驚きの声を上げた。
理由は、ジェドが立ちあがって斬撃を繰り出してきたからである。
(後少し反応が遅れていたら首が飛んでいたな)
ガルブレイクは剣で斬撃を止めながらそう思った。
「そっ、その腕と足は氷か!?」
ガルブレイクの突然の質問にジェドは、
「造形まで少し時間がかかったがな」
と、睨みつけながら言った。
ガルブレイクは少しひるんだが、自分が有利な事を思い出して、
「ふんっ!さっきから黙っていると思ったら、そんな物を作っていやがったのか。だが残念だな…守ろうとした女はもう死んだ。今のお前に出来る事は、この俺になぶり殺される事ぐらいなんだよっ!」
ガルブレイクは、そう言い終わると同時に切り掛かってきた。
「何勘違いしてやがる」
ジェドが言い終った直後、ジェドとガルブレイクの身体がすれ違った。
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