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ザシュ!!
ブシューーー!
ガルブレイクの身体から鮮血が高く噴き出る。
「なっ!馬鹿な……。一瞬で八回も斬るなんて……」
ガルブレイクはその場に膝を付く。その身体からはいまだに鮮血が噴き出ている。
「……お前は相手にする奴を間違えたんだよ」
ジェドが静かにそう言うとガルブレイクは、
「き、貴様……一体何者なんだ?」
ガルブレイクは不思議そうにジェドの身体を眺めた。すると、ある事に気がついた。
「そ……その剣まさか…氷結の剣か…。その魔剣を持っているという事は………貴様…氷の剣士だな……」
「今さら分かっても遅いんだよっ!エリーを殺した罪、自らの命で償え!」
そう言ってジェドは右手に魔力を集め出した。
「氷の刃にのまれて消えろ!死ねアイスブレード!」
空から何千もの氷の剣が、ガルブレイク目掛けて落ちて来て、ガルブレイクを切り刻んだ。
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