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ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
身体を切り刻まれたガルブレイクはもう身動きが取れない程弱り、仰向けになって倒れている。
ジェドは、ガルブレイクの横まで行って質問をした。
「お前等のボスはなんて名前だ?」
その質問を聞いたガルブレイクは目を大きく見開いて、叫んだ。
「我等が王の名前か!?いいだろう教えてやろう」
ガルブレイクはそう言うと見開いていた目をいっそう見開いて言った。
「我等が王の名はバラムンディ様だっ!!!良く覚えておくがいい!いずれはこの世界の王となるお方よ!」
ガルブレイクは言い終わると高々に笑い出した。
「くっくっくっく、ふはは、ふははは、ふはははははははははははははははは!」
「分かった、死ね」
ジェドはそう言って、再び氷の剣を大量にガルブレイクの真上に造り一気に落とした。
ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
ガルブレイクは死んだ……
ジェドは、急いでエリーの所駆け寄った。
エリーは刺された時の格好のまま、つまり後ろで手を縛られた状態でうつむせになって倒れていた。
目は輝きを失いは開かれたままで、涙をためている。口からはまだ少し血が流れていた。
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