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朝6時を過ぎ、あたりが白々と明けてきた。
なんだか急に色んなことが不安になってきて
=なんか遅くない?店、終わる時間、結構過ぎてるよね……
……ゆ・めぢゃないよね…?=
っと、京香に聞くと……
=っなわけないぢゃん、ウチら今、誰の車に乗ってんのよ。= っと大爆笑された。
っとその時……
朝日に照らされた…
超超カッコイイ二人組が、両手をズボンのポケットにつっこんで、
少しだるそぅに歩いて来るのが見えた。
私達は少しでも早く会いたくて
車から降りて二人に駆け寄った。
=お疲れ=
っと私達は偶然にも、声を合わせて言った。
豹冴君はヒョイっと麻樹を右手で抱きかかえ
=遅くなってごめんな=
っと二人に言いながら京香の肩を抱きよせてたのに……
瞬は……
=会いたかったろ、オレに=
っとイジワルそぅに笑いながら言った。
でも私が =うん。会いたかった= っと素直に言うと、
瞬は空を見上げながら
=……かわいぃヤツ…=
っと呟き、抱きしめてくれた。
それから5人で瞬の車に乗り込み、ご飯を食べに行った。
……でも……なんか凄く緊張してて何を食べて、どの位そこにいたのか全然覚えていない…。
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