3808人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
=…ここ、家ぢゃないよ…=
っと私が言うと
=…オメーの家知らねぇし…………そんなに早く家に帰りてぇんなら、道ぐらい言えよ!=
っと超怒ってる。
=…怒ってんの…?…何で怒ってんの…?
……道案内なんか…しない……瞬と一緒にいたら…ダメなん…?=
っと恐る恐る聞いた。
すると瞬が少し怒ったような…ふて腐れたような感じで
=…みゅーが自分宅に帰りたいって言ったんだろ…?=
っと言われ、ビックリた私は
=そんな事、言ってないょ…瞬が家に送るって言ったぢゃん!=
大声で言った。
すると今度は弱々しく
=みゅーがホントなら寝てる時間だし、帰りたいって言ったから………送るって言っただけだし=
っと瞬が呟いた。
=違うよ、瞬も疲れてるだろうから、遊びに行かずに……
瞬の家に行きたいって意味だったのに…………=
っと怒って私は瞬にソッポをむいた。
少し沈黙が続いた…
不安になり瞬のほぅを向こうとしたとき
心地いい香りがしたと同時に抱きしめられた。
=オレ、ダメだなぁ=
っと耳元で囁かれた時
不器用だけど、優しさに満ちた言葉に……涙が溢れた。
瞬は私の顔を両手で包み優しくキスをして、
右手で肩を抱いて、再び車を走らせた。
最初のコメントを投稿しよう!