夢のような日々

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家を一通り探索してリビングに戻って来ると、 瞬がコーヒーを入れていた。 =ウチがする= っと言って、瞬と変わった。 コーヒーを入れながら =ここは賃貸なの?= =違う……= =何でこんな広いとこに住んでるの?= =なんてなく……= っと色々聞いてたんだけどふと気づくと、なにを聞いても うん、とか違う、とかなんとなく、 しか言わない瞬。 =怒ってんの?…………聞かれたくない事だった?= っと言う私の質問には答えず、瞬は優しく微笑みながら手招きした。 =聞いてる?= っと私が口をとがらせると、今度は =来いよ!= っと強い口調で言いながら手を伸ばした。 口をとがらせながら、瞬の座ってるソファーに近寄った。 私の手を握ったと同時にヒョイと膝の上にのせられた。 私の身長は155cm、瞬の身長は182cm、 私は瞬にすっぽり包まれてしまった。 抱きしめたまま何も言わない瞬に =どぅしたの?= っと聞いた。 瞬は私を抱きしめたまま =ここに女、入れたの初めて。 ………意味…わかる?= っと質問返しされた。 =なんとなく…= っと答えた私に =全然わかってねぇよ、みゅーは!!!!= っと言って、瞬は痛いほど私を抱きしめた。
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